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いるならライン
返しての圧

2018.08.30 10:00:48
 
「既読」を付けずにLINEを読む方法、ご存じですか?
 
 
私は2年ほど前、2コ下の女の子に教えてもらいました。
 
思わず「なにそれ!?超便利じゃん!!」と言ってしまうほど、最高の機能だと思いました。
当時あまりの通知の多さに、ウンザリしていたからです。
 
”とりあえず”LINE交換、増え続けるグループ、見てないところで進むやり取り、ド深夜のスタンプ応酬……etc……
 
もちろん楽しい時は楽しいのですが、通知が多くて充電がへる、というZ世代あるあるを身をもって体験していました。
 
 
返事を保留したら、「LINE返すの遅くない?」とか言われるし…
かといって通知を切ると、だいじな連絡に気付けないし……
 

 

ここだけの話、Z世代のLINEは、「あいさつ+要件+スタンプ」の3段階で構成されています
 
つまり、最後の通知だけを見ていると、「スタンプを送信しました」としか表示されないので、
話の重要度がよくわからないわけです。
 
 
この「既読をつけずにLINEを確認する機能」によって、中身をみた後、返事を寝かせておけるようになりました。
 
通知マークを残したままにできるので、返信忘れを未然に防げます。
 
 
それに、既読から返信へのインターバルは、相手が一番気にしやすいところ。
 
“既読をつけない”というやさしさを挟むことで、「今見れる状態にないんだな」とか、「 返信を考えているんだな」とか、
相手も納得がいくように捉えることができます
 
この機能、当時とてもありがたいもので、今でもよく使っていたりします。
 
 
さて、LINEといえば、Z世代の最も大切なコミュニケーションツールです。
ということで今回は、Z世代の考える「対人関係」への意識を、掘り下げてみましょう。

 

 

***

 

 

常に人と繋がっている?Z世代
 
 
Z世代のSNSの使い方を紐解いていくと、「常に他人と繋がっている」ことへの違和感の薄さが、よくわかってきます。
 

△年代別・対人関係についての考え方(Z世代レポート2018より抜粋)
 
 
「いつも知人や友人とつながっている感覚が好きだ」という項目では、Z世代の約30%が「あてはまる」と回答
Y世代とのギャップも、全体で6番目に開いている項目です。
 
 
Z世代大学生へのインタビューでは、「オンラインでいつも人と繋がっていること」に対してどう思うか、話を聞いてみました。
 
 
「しょっちゅうLINEで連絡をとるんですけど、メールとは感覚が違うなぁと思います」
「とりあえずバババッと声をかけて、予定の合った人と会う、みたいなことがすぐできる」
 
「以前の僕は、声かけを強引にやっていたんですけど……リアルで会って話さないと伝わらないこともあるし、LINEはそのためのツールだと思ってます。アカウントを見ていれば、その人のことを思い出せるから、声をかけたくなる」
(20歳 男性 Mくん)
 
 
常に友達と連絡をとりたがるタイプだ、というMくん。簡単に仲間と集まりやすいため、LINEを重宝しているようです。
ですが、最近は……
 
「通知が多くなりすぎて、プロフィール欄に『電話ください』って書くようになりました(笑) これもLINE通話なんですけどね~」
 
自分からの連絡が多いため、必然的に相手からもよく誘われるようになったMくん。
そのため今では、通知をよく溜めてしまうようになった、といいます。
 
ですが、人と会うことにはとても積極的。
LINEのおかげで、たくさんの人と直接、話をするようになったそうです。
 
 
 
「オンライン」の苦労は人知れず…?
 
 
オンラインで常に人と繋がっていることは、Z世代にとってあたりまえのこと。
 
その好き嫌いは人によりけりですが、中には人知れず、「あたりまえ」だからこその苦労をしてきた人もいます。
 
 
「私はけっこうLINEを溜めるタイプで、時間をとってゆっくり読みたい人なんです。以前、いつものように『未読』のままツイッターしていたら、友達からリプライで『LINEみて!』って書かれたことがあって(笑)
 
「相手からしたら、『ツイッター見てるひまあるんでしょ?じゃあLINE返して!』って感じなんでしょうけど、私からすれば『今ツイッターにいるからLINEみてないんじゃん!!』って感じです。それからは、1人でいてもあまり、ツイートしなくなりました」
(20歳 女性 Fさん)
 
 
同じ友人と、さまざまなSNSで繋がっているZ世代。なんだか互いに監視しあっているような世界に思えます。
 
ですが、思春期のころから「見られている」状態に慣れているため、
Z世代は、自分なりの距離感もったSNSとの付き合い方を知っています。
 
 
しかし、こういった自己管理ができるようになるまで、イヤな思いをしたり、試行錯誤を繰りかえすZ世代がほとんどです。
 
自身を「ポジティヴ」だと称するNさんは、SNSをよく話題にする友人から、こういった印象を受けたといいます。
 
 
「私はあまり気にしないのですが、まわりの子たちはよく、達のSNSの投稿を話題にして、羨ましがったり凹んだりしています
「友達の投稿を見て、自分にない経験だ』と感じてしまい、比べてしまうことがあるみたいです」
(18歳 女性 Nさん)
 
 
コミュニケーションが取りやすく、友人の細かいところまで見えてしまうからこその、迷いや葛藤が見えてきます。
 
完全な「一人の時間」の確保が難しくなり、常に人の意見や反応を得ることができるので、
相手と自分を比べてしまいやすい環境、ともいえるでしょう。

 

©Z世代会議

Z世代会議メディア編集担当。斎藤徹教授の教え子を経て卒業後、そのまま斎藤の会社で働いている。SNSが大好きな、95年生まれの“ギリギリ”Z世代。
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