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私たち

2018.05.18 10:00:33
 
1995年生まれの「ギリギリZ世代」編集長・シノディーです。
まずは私が大学生の時、後輩の男の子から聞いたお話しを紹介しましょう。
 
 
 
彼は就活に悩み、父親に相談することにしました。
 
「面接の自己アピールが難しいと相談したら、『覇気が足りない』と言われました。『人の評価なんて気にしなくていいから、自分の価値観を主張しなさい』とアドバイスされたんですが…」
 
父の言葉は、たしかにその通り。だけど、どこか腑に落ちない。このアドバイスには無理がある、と感じていました。
 
「何にでも必ず、誰かの意見がすでにあるし、僕の意見はいらないんじゃないかと思っています。そうしてるうちに、意見の言い方がわからなくなりました
「自信のない意見なら、言わない方がいいです。叩かれるかもしれないし」
 
ソーシャルネットと共に育ち、他者の意見に囲まれて生きてきた「Z世代」。
 
だれかの意見を知れない状態は、あまり経験したことがなく、
自分の意見を言うにも、炎上しない慎重さが必要……父親世代には、この感覚が上手に伝えられないのだそう。
 
「僕たち世代は、『ありのままの自分』でいいと言われても、あまりピンとこないです
 
 
イラスト:前田真由美
 
 
***
 
 
近年、マーケターたちの間で注目を集めるのが、「Generation X,Y,Z」の世代区分です。
米国の国勢調査に由来し、新たな消費者セグメントとして取り上げられてきました。
 
日本における通説では、以下のように区分しています。
 
X世代(1960~79年生まれ) 現在のアラフォーからアラ還までを指す。
「ミージェネレーション」や核家族世代、テレビ世代とも呼ばれる。団塊ジュニア。
 
Y世代(1980~94年生まれ) 現在の20代~30代後半。
「ミレニアル世代」。「失われた20年」や就職氷河期を経験してきた世代。「デジタルネイティヴ」とも呼ばれる。
 
Z世代(1995~2009年生まれ)現在の中学~大学生あたり。
「ゆとり・さとり世代」や「ポストミレニアル」。高卒社会人など、既に働き始めている層も。2018年度から、大卒社会人となった。
 
 
このメディアで取り上げるのは、「Z世代」たちの「リアルな声」です。
 
 
『「Z世代」は、何を考えているかわからない』
 
そんなことはありません。私たち世代が触れてきた価値観、考え方をよく知っていけば、言っていることもわかるようになってきます。
 
 
 
***
 
 
実はこれまで日本では、「Z世代」の価値観や特徴について、大規模な調査は行われてきませんでした。

またこの世代区分自体、アメリカを基準としたもので、日本の価値観とは大きくズレがあります。

 
諸外国との隔たりは、2013年の内閣府調査に表れていました。
 
 
いまを生きる若者の意識~国際比較から見えてくるもの(『子ども・若者白書(平成26年度版)』
 
 
 
「自分自身に満足している」と答えた日本の若者は、約45%。諸外国と比べて、最も低いポイント。
「つまらない、やる気が出ない」と感じる若者も、日本の割合が高くなっていることがわかります。
 
 
 
日本の若者世代は、自分に自信を感じにくい。
 
特に「Z世代」は、小さい頃からたくさんの情報に触れ、成長してきているため、
情報洪水の真っ只中で、自信の持てる価値観をあまり育てられなかったのではないでしょうか…?
 
 
私たちは、「ソーシャルネイティヴ」であることが、若者世代の「自己肯定感」の低さに関係していると考え、調査を行いました。
 
 
先日発表した『Z世代レポート2018』では、調査ダイジェストが公開されています。
 
次回より、詳しい調査結果と「Z世代」の生の声を交えた記事を、お送りしていきます。お楽しみに。
 
 
©Z世代会議
Z世代会議メディア編集担当。斎藤徹教授の教え子を経て卒業後、そのまま斎藤の会社で働いている。SNSが大好きな、95年生まれの“ギリギリ”Z世代。
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